鳩小屋

落書き帳

清掃決戦兵器:オキシクリーン、サンポール

食器洗いもトイレ掃除もQOLを蝕む厄介ごとですが、ついに一つの解にたどり着きました。
今まで使った洗浄剤で最強クラスのものを紹介。

オキシクリーン

一つ目のオキシクリーンは洗濯から食器洗いまで使える強力な洗浄剤です。
特に、食器をため込んだシンクにお湯に溶かしたオキシクリーンを投下することでギトギトの固形油を粉砕できます。(「オキシ漬け」と呼ばれています。)
薄っすらと油膜は残るのですが、食器洗剤を付けたスポンジで1拭きすればツルツルになります。
これのおかげで食器洗いの時間が4分の1ぐらいに短縮できました。

主成分の過炭酸ナトリウムは水に溶かすと「炭酸ナトリウム」と「過酸化水素」に分離して、後者の酸化力で汚れを分解します。

Na2CH2O6(過炭酸ナトリウム)+2H2O(水)→Na2CO3(炭酸ナトリウム)+H202(過酸化水素

使った後は酸素、水、炭酸ソーダに分解されるので地球に優しく有毒な成分も発生しません。(化学式見たのは久し振り)

一時は食洗機の購入も頭によぎりましたが、何とか思いとどまることができました。
食器洗いに苦しんでいる人にはぜひ試してほしい一品です。

サンポール

トイレ清掃はこまめにすれば問題ないのですがさぼると取り返しのつかないことになります。
以前、市販のトイレ洗浄剤で便器の尿石に挑んだのですが完敗。磨いても落ちずに虚ろな目で宙を仰ぐことしかできませんでした。

尿石の正体は

1.尿の成分は、尿素、ナトリウムイオン、塩素イオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン、尿酸などで、排出直後は臭いは殆どありません。
しかし、一般細菌(雑菌)が出すウレアーゼ酵素によって、尿中に含まれる尿素が分解される事で、悪臭を放つようになってきます。
2.一般細菌(雑菌)によって分解された尿素は、アンモニアに変換され、アンモニア臭(トイレの尿の悪臭)を発生させます。
また、アンモニアに分解されることで、便器内の液性がアルカリ性に偏ります。
3. 液性がアルカリ性に偏り、phが8.0~8.5を超えると、尿中に溶解していたカルシウムイオン(Ca2+)が難溶性カルシウム化合物(炭酸カルシウム、燐酸カルシウムなど)に変質します。
これが尿石といわれるものです。
4.尿石は多孔質であるため、有機物や一般細菌が蓄積しやすい性質となっています。
そして、配水管やトイレの見えない部分等にも、尿石は付着し、尿の悪臭や細菌の温床になり、さらに尿石の発生を促すという悪循環になっていきます。

とのこと

説明からしアルカリ性であることが分かります。ここで登場するのが尿石除去剤です。

成分表を見ると酸性の代名詞ともいえる塩酸が9.5%と書いてあります。塩酸は10%を超えると劇物扱いですので市販品の中では強力な部類です。
9.9%のギリギリラインを攻めるものもあるのですが、地味にお高いので安価なものを選びました。

こちらを便器に垂らして磨くと、今までの頑固さが嘘のように汚れが取れピカピカになりました。
もっと早く出会いたかったです。トイレ掃除をこまめにしない人にはおススメです。